APB−1を使ったSSB信号発生器

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■最新の設計資料・ソフトなど

SSB信号発生器 テストソフトその1 20091218 (ZIP 73KB)
PCM1756対応ソフト 20100111 (ZIP 42KB) ←テストソフトその1と合わせて使います。


■APB−1 SSB信号発生器開発過程

2009/12/18 SSB信号発生器プロジェクト開始
2009/12/31 テストソフトその1のソースを公開します。
2010/01/11 PCM1756対応ソフトです。


2009/12/18

いまラジオ受信機をつくっていますが、そのなかでFIRフィルターのプログラムをつくりました。 そこでFIRフィルターの簡単な応用例としてSSB信号発生器をつくってみました。 生成方式としてはPSNでいいのかな(Phase Shift Network は使っていないけど)。

いろいろ簡略化して作っていますのでスプリアスが多いですが、まずは実証実験です。

SSB信号発生器 テストソフトその1 20091218 (ZIP 73KB)

実行方法: 解凍したフォルダーで APB-1_SSB.exe を実行します。


■ブロックダイアグラム
SSBブロックダイアグラム

ピンク色の部分が今回新たに作ったSSB信号発生器部分です。


まとめますと、改善すべき(手抜きしている)点は、2、5、6番(特に5、6)ということですね。


■特性測定

100Hz〜1kHzの特性
BPF特性1

300Hz以下では逆サイドバンド抑圧比が悪くなっているのがわかります。 300Hz以上では抑圧比も充分取れ、周波数特性もフラットです。


1kHz〜5kHzの特性
BPF特性1

この帯域では逆サイドバンドは充分抑圧され、周波数特性もフラットです。


スプリアス特性
BPF特性1

2kHzのこぎり波のテスト信号をいれてスプリアスを見ています。
10M−39kHz 〜 10MHz までがLSB信号で、それ以外はスプリアスです。

±78kHz付近のスプリアスは上記、5、6番でのアップサンプリングの誤差が変調信号の周波数が高いときに大きくなるためです。 変調信号が3kHzぐらいまででしたらあまり大きくはならないです。

±156kHz付近のスプリアスはオーディオIQ信号のサンプリング周波数のものなので上述したように80MHzまでアップサンプリングしてやらないと消えません。



2009/12/31

テストソフトその1のソースを公開します。 まだ改善するべきところがたくさんありますが、私にはあまり時間がなく誰か興味のある方にこのプログラムを改良していただくことを期待してのアップです。 クリスマスプレゼントにしてはちょっと遅いですがお年玉ということで...

SSB信号発生器 テストソフトその1 ソース 20091218 (ZIP 5412KB)



2010/01/11

SSB 信号発生器の PCM1756 対応版です。

PCM1756対応ソフト 20100111 (ZIP 42KB)

上記ファイルを解凍してできる apb-1_ssb.bit をテストソフトその1のフォルダーに入れて実行します。
多目的測定器のページに書いてあるように P30(30番ピン)を GND につなぐことを忘れないようにしてください。


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