オシロ(テクトロ475)の修理

おじさん工房 TOP へ


オシロスコープ(テクトロ475)を修理しました。
同じような故障で悩んでおられるかたの参考になればと思います。 464、465、466、などのユーザーにも参考になるのではないでしょうか。

不具合の症状は2つありました。
 ・CH1の入力レンジの一部分(50mV/div〜0.2V/div)のみときどき波形がおかしい
 ・CH1入力BNC(プローブのところ)を動かすと波形が変動する

垂直ATT付近、シールドケースをはずしたところ(上がCH1、下がCH2)、
oscilloscope1

白い四角の箱(上に4個、下に4個)がアッテネータで、右から、1/100、1/10、1/4、1/2です。
これらを入力レンジによって組み合わせ垂直アンプ入力では5mV/divにしています(2mV/divはアンプゲインを変えるようです)。 たとえば0.1V/divレンジでは、1/10と1/2を組み合わせ1/20のアッテネータとします。

CH1の50mV/div〜0.2V/divのレンジのみおかしいことより1/10のアッテネータが壊れているのではと推定しました。 実際、CH1の1/10アッテネータとCH2の1/10アッテネータを交換すると症状が改善することから間違いないとなりました。(ソケットに挿してあるので簡単に外せる))
異常時の波形からアッテネータのコンデンサが接触不良のように思われたのでアッテネータのピンをアルコールで拭いたりしたのですが改善されませんでした。 アッテネータのふた(爪でとまっているだけ)をはずして中をみてみましたが半田クラックしているようにみえませんでした。 しかし、症状からしてここしかないと、アッテネータ出力側固定コンデンサのピン(左下)に半田ごてをあてて再半田したところOKとなりました。


入力端子(BNC)付近(左がCH1、右がCH2)
oscilloscope2


BNC端子のすぐ近くにある銀色の円筒形のものが直流をカットするコンデンサです。 このコンデンサの片方(左側)の足はアッテネータの載っている基板のソケットに差し込んであります。 BNC端子を揺さぶるとこのコンデンサが揺さぶられ基板のソケットのところで接触不良になるようです。
コンデンサの足をソケットに半田付けすることでBNC端子を揺さぶったときの波形変動はなくなりました。

テクトロ475は20年以上前のオシロですが、まだ輝度も十分にあります。
最近はデジタルオシロばっかりですがアナログオシロの方が使いやすいと感じるのは年のせいでしょうか?



inserted by FC2 system